【健診】BNP/NT-pro BNP【BNP>35 NT-pro BNP>125 は循環器紹介】

こんばんは。ぼたもちです。
今日はBNP/NT-pro BNPについてお話しします。
BNP/NT-pro BNPは法定項目には当然入っていないのですが、人間ドックだと調べている施設があります。
結論としてはシンプルです。
BNP>35
NT-pro BNP>125
は循環器紹介(前心不全~心不全の可能性あり)
~受診者への説明~
*個体差が大きく、精査しても心臓には問題ない可能性あり
*他の所見と組み合わせて判断されることになる
~注意点~
*実際には、上記数値ではかなり引っかかってしまうので全例紹介は現実的では無い。動脈硬化の危険因子を複数有する方や、心雑音や下腿浮腫などの臨床症状、心拡大などの所見がある際に紹介を検討でいいという循環器内科医の意見あり!!
~解説~
心不全を疑った場合は、BNP/NT-pro BNPどちらかを測定する
年齢や腎機能など、さまざまな要素による個体差が大きくカットオフ値の決定は困難
あくまで心不全診断の一つの手段であり、自覚症状、身体所見、心電図、心エコーなどと組み合わせて、総合的に判断する(ガイドラインにも明記)
NT-pro BNPは血清で測定可能なため、余分な採血管を必要としない
NT-pro BNPは、生理活性がないため安定しており、検診など多人数を測定する場合にも有用
BNP>35
NT-pro BNP>125
は循環器紹介(下図参照、2021年に基準が改定されている)

NT-pro BNPはeGFR30未満や心房細動例、加齢、女性では高値
肥満やHFpEF(収縮機能が保たれた心不全)では低値となるため注意
BNPもNT-pro BNPほどではないが、腎機能低下の影響を受ける
心不全かどうか迷う例ほど、解釈が難しい場合が多いため、結局他の所見が必要となる
検診での有用性は確立されてはいない(有用である報告、そうでない報告、様々ある)
参考になれば幸いです🌈