こんばんは。ぼたもちです。
今日は巡回健診に特化した心電図判定について解説します。
健診医として活動し始めのころに、心電図判定でかなり悩まされました。
巡回健診でも、その場にいる健診医が心電図判定を行うこと、実はよくあります。
求人案内には書かれていなかったのに、
「心電図もお願いします~」と丸投げされること、よくあります。
よくあるんですけど、心電図用紙と受診者さんを目の前にすると
次にどう行動すればいいかわからないんですよね😭
というのも私は非循環器医ですし、そもそも心電図には苦手意識があったので
研修医レベル(というかそれ以下)の心電図の判読しかできなかったのです涙
そこで意を決して心電図を読めるようになろうと
有名どころの心電図本で勉強し(少なくとも10冊は読みました)
心電図検定1級も取得しました。(正直健診医にはここまで不要です。。)
そうして身につけた巡回健診医が抑えておくべき心電図判定法をマニュアル化したので、ぜひ購読いただければと思います。
本マニュアルの特徴としては、判定方法をシンプル化したことで、実践に活かしやすい形になっているところです。
あとは200~300時間学習した自分に、”ものの30分程度”かけて本マニュアルを読了すれば追い付くわけですから、コスパは大変良いかと思います笑
巡回健診の心電図判読は、院内健診の心電図判読と、求められるスキルが異なります。
巡回健診で健診医がすべきは、心電図波形が要精査かどうかを判別することではありません。(これは院内健診ですべきこと)
巡回健診では、「心電図波形が緊急性があるかどうかを判別し、緊急性があれば、適切なタイミングで医療機関受診を勧める」ということが求められます。
本記事も、そのことを念頭においた内容にしております。
教科書やガイドラインには載ってない内容なので、本邦初だと思います笑
ということで解説編スタートです😊
謹告
本記事は、主に著者の経験に基づいて得られた心電図の判定法、対処法を紹介するものです。これらに基づく対応を個々の患者に適用する責任は各医師の上にあり、結果、不都合が生じた場合にも、その責を負いかねますのでご了承ください。