臨床医を諦めた30代男のブログ

アルバイト医として生計を立ててます。不動産や株式投資も細々とやってます。

【健診】下肢静脈瘤【症状なし→経過観察 症状あり→「血管外科」に紹介 症状:痛み・発赤・皮膚炎・色素沈着・皮膚潰瘍 浮腫+でも既往(DVT・担癌患者・麻痺)、長期間の不動状態なし→経過観察】

こんばんは。ぼたもちです。

 

今日は【健診】下肢静脈瘤についてお話しします。

 

さっそく結論です。

 

~結論~

確認項目:症状と浮腫(とDVTリスク)

 

静脈瘤を見ても、症状がなければ経過観察でOK

症状があれば、下肢エコーが必要となるため「血管外科」に紹介

確認すべき症状:痛み・発赤・皮膚炎・色素沈着・皮膚潰瘍

浮腫があれば、DVTリスクなければ、経過みてもらう

DVTリスク:既往(DVT・担癌患者・麻痺)、長期間の不動状態

 

~解説~

一次性静脈瘤(こちらが多い)

静脈不全・妊娠・立ち仕事等による、静脈弁の機能低下→逆流→静脈瘤

 

二次性静脈瘤

DVT→血栓閉塞→静脈瘤

 

静脈瘤の種類

  1. 伏在型静脈瘤
  2. 側枝型静脈瘤(単独は少なく、伏在型静脈瘤が潜んでいること多し)
  3. 網目状静脈瘤(厳密には静脈瘤ではなく毛細血管拡張、膝裏多し)
  4. クモの巣状静脈瘤(厳密には静脈瘤ではなく毛細血管拡張)

2、3、4は症状が重篤化しないため、スルーでOK

注意すべきは1の伏在型静脈瘤

 

http://itotak.m78.com/ulcer_varix01.html

手術適応は

①症状あり

②静脈の太さが一定以上(特に伏在型静脈瘤)

③静脈弁の異常あり

の3つが揃っている状態

 

参考URL:https://www.jevlt.org/ja/info/file/20201126.pdf

 

つまり健診で静脈瘤を見ても、症状がなければ経過観察でOKということ

症状があれば、下肢エコーが必要となるため「血管外科」に紹介となる

確認すべき症状とは、痛み・発赤・皮膚炎・色素沈着・皮膚潰瘍である

 

 

https://doctorbook.jp/contents/316

https://doctorbook.jp/contents/316

https://doctorbook.jp/contents/316

①の絶対適応

  • 血栓性静脈炎(静脈瘤に固く痛いしこりができ、赤く腫れる)
  • 皮膚炎
  • 色素沈着
  • 皮膚潰瘍

①の相対適応

  • むくみ・だるさが強く患者が望む場合

 

②と③は下肢エコーでの評価が必要(DVT除外も兼ねる)

 

保存的治療

  • 就寝時に足枕で足上げ
  • 歩く
  • 立ち仕事の人は1時間に1回休憩する
  • つま先をあげるふくらはぎの筋トレ(一番有効)
  • 減量(BMI25以下に)
  • 弾性ストッキング(コンビニやドラッグストアで購入可能、重ね履きもOK)

 

手術療法

  • ストリッピング術(瘤ができた静脈を引っこ抜く)
  • 高位結紮術(静脈を縛って逆流を防ぐ)
  • 血管内焼却術(レーザーファイバーや高周波カテーテルを挿入し、焼き切る)
  • 接着剤療法(接着剤を注入して固める)
  • 静脈瘤切除術(拡張している血管を切除する)