【健診】下肢静脈瘤【症状なし→経過観察 症状あり→「血管外科」に紹介 症状:痛み・発赤・皮膚炎・色素沈着・皮膚潰瘍 浮腫+でも既往(DVT・担癌患者・麻痺)、長期間の不動状態なし→経過観察】

こんばんは。ぼたもちです。
今日は【健診】下肢静脈瘤についてお話しします。
さっそく結論です。
~結論~
確認項目:症状と浮腫(とDVTリスク)
静脈瘤を見ても、症状がなければ経過観察でOK
症状があれば、下肢エコーが必要となるため「血管外科」に紹介
確認すべき症状:痛み・発赤・皮膚炎・色素沈着・皮膚潰瘍
浮腫があれば、DVTリスクなければ、経過みてもらう
DVTリスク:既往(DVT・担癌患者・麻痺)、長期間の不動状態
~解説~
一次性静脈瘤(こちらが多い)
静脈不全・妊娠・立ち仕事等による、静脈弁の機能低下→逆流→静脈瘤
二次性静脈瘤
DVT→血栓閉塞→静脈瘤
静脈瘤の種類
- 伏在型静脈瘤
- 側枝型静脈瘤(単独は少なく、伏在型静脈瘤が潜んでいること多し)
- 網目状静脈瘤(厳密には静脈瘤ではなく毛細血管拡張、膝裏多し)
- クモの巣状静脈瘤(厳密には静脈瘤ではなく毛細血管拡張)
2、3、4は症状が重篤化しないため、スルーでOK
注意すべきは1の伏在型静脈瘤

手術適応は
①症状あり
②静脈の太さが一定以上(特に伏在型静脈瘤)
③静脈弁の異常あり
の3つが揃っている状態
参考URL:https://www.jevlt.org/ja/info/file/20201126.pdf
つまり健診で静脈瘤を見ても、症状がなければ経過観察でOKということ
症状があれば、下肢エコーが必要となるため「血管外科」に紹介となる
確認すべき症状とは、痛み・発赤・皮膚炎・色素沈着・皮膚潰瘍である



①の絶対適応
- 血栓性静脈炎(静脈瘤に固く痛いしこりができ、赤く腫れる)
- 皮膚炎
- 色素沈着
- 皮膚潰瘍
①の相対適応
- むくみ・だるさが強く患者が望む場合
②と③は下肢エコーでの評価が必要(DVT除外も兼ねる)
保存的治療
- 就寝時に足枕で足上げ
- 歩く
- 立ち仕事の人は1時間に1回休憩する
- つま先をあげるふくらはぎの筋トレ(一番有効)
- 減量(BMI25以下に)
- 弾性ストッキング(コンビニやドラッグストアで購入可能、重ね履きもOK)
手術療法
- ストリッピング術(瘤ができた静脈を引っこ抜く)
- 高位結紮術(静脈を縛って逆流を防ぐ)
- 血管内焼却術(レーザーファイバーや高周波カテーテルを挿入し、焼き切る)
- 接着剤療法(接着剤を注入して固める)
- 静脈瘤切除術(拡張している血管を切除する)