こんにちは。ぼたもちです。
今日は健診アプローチ【風しんの抗体検査受診票編】 ということでお話しします。
抗体検査を許可するかどうかの判断基準についての記事ですね。
(これ絶対需要ないだろうなぁ・・・笑)
健診業務中に、「風しん抗体検査受診票」を持ってこられる方がいらっしゃいます。
この紙ですね🐷
健診医が判断すべきところは
ここの部分です!
抗体検査って免疫があるかどうかのチェックです。
ただのチェックですし、ご本人も抗体検査を希望してくれているわけですから、基本やりたい というのが私のスタンスです。
じゃあ例外はってことですけど、
その人が免疫があると断定できる状況になります。
①風疹罹患歴あり(40~50年の免疫がつきますからね)
②風疹ワクチンの予防接種歴あり(10年の免疫がつきますからね)
③過去の抗体検査で、十分な抗体を保有している場合(過去に抗体検査をしてますからね)
でも、これが本人の自己申告だけなら不十分だと考えます。
なぜなら記憶が間違っている可能性があるから。
①風疹に罹患したことがある→風疹の確定診断を受けた検査記録がなければ抗体検査実施
②風疹ワクチンの予防接種歴あり→接種記録がなければ抗体検査実施
③過去に抗体検査を受けた結果、十分な抗体を保有していることが判明している
→検査記録がなければ抗体検査実施
記録が大切なんですね。
ということで、今まで書いたものをまとめますと
この青やオレンジや緑のパターンは当然、抗体検査実施する
この青やオレンジや緑のパターンも、記録がないので、抗体検査実施する
このパターンだけ、抗体検査実施しないことを検討する
となります。(記録まで持ち合わせてるのは、めちゃめちゃレアケースだと思いますけどね)
ただこのパターンでも、私はほとんどの場合抗体検査を実施しようと思ってます。
これは広島市からお借りした資料になりますが
これを見る限り、希望者は抗体検査をしてるんですよね。
この受診票を持参してこられる時点で「希望されている」わけですから、私なら抗体検査を実施すると思います。
そして唯一抗体検査をしないのが、
オレンジのパターンで、過去の抗体検査が陰性の場合のみ。
この場合のみ、抗体検査なしで予防接種実施することになります。
というか冷静に考えて、もはや過去の抗体検査で陰性が証明されているのに、なぜ抗体検査を希望しているんだってことになりますよね笑😂
その過去の結果を元に、予防接種をしてもらえばいいと思います。(今回は抗体検査をせずにです)
ということで、結論は・・
オレンジパターンで過去の抗体検査陰性の場合のみ、抗体検査不要&予防接種必要
それ以外は抗体検査必要!
なんたってご本人が抗体検査を希望しているわけですからね。
ちなみにオレンジのパターンで、過去の抗体検査陰性の場合は
こう記載することになると思います。
ただ、ほとんどあり得ないケースだと思ってますが。
こうやって改めて考えてみると、この「風しんの抗体検査受診票」って何なんだろうって思います。。
99.9%抗体検査は必要と判断しそうな気がします・・
有識者の方教えていただけますと幸いです。
ということで、本日は「風しんの抗体検査受診票」について考察してみました。
オレンジパターンで過去の抗体検査陰性の場合のみ、抗体検査不要&予防接種必要
それ以外は抗体検査必要
でしたね。(私はそう考えてます)
参考になれば幸いです🌈
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